CRIMSON/GANG's blog @SailGP

「既存の選択肢にとらわれない方法を示す」を理念に活動するRowing Teamです。CEO:Yuki Kasatani

年末年始のタイ遠征 by CRIMSON/GANG -0章-

今年も残り6日となりました。年末合宿や24時間耐久年越しエルゴに励む諸君を除けば、漕ぎ納めが済んだか済んでいないかという頃でしょうか。今年もお疲れ様でした。

 

CRIMSON/GANGではラストイベント「年末年始のタイ遠征」が明日から始まります。インカレや全日本で盛り上がる夏の暑さが恋しくなり、年中暖かく日本からも近い東南アジア・タイに遠征に行くことにしました。旅は道連れ、日本から男女一名ずつの学生を連れてタイに向かい、たまたま知り合った現地のナショナルチームのメンバーとボートを漕ぐ予定です。勿論、並べもやる予定です。(12/26時点、諸事情により男の後輩の合流が困難な状況ですが、、、)

尚、Googleで「thailand rowing」で画像検索したところ、以下のような画像ばかり出てきたのですが、向こうから送られてきた写真には御馴染み「EMPACHER」製のボートが写っていたので一安心です。

 

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日本で言う国立艇庫のような施設にも泊めてもらえるようですが、筆者が連絡を取っている選手曰く「Maybe the same Japan before 30years Hahaaa !」とのことです。

30年前で済むかどうかは不明ですが、今からとても楽しみです。

(正直、実際に漕げるのかどうか正直分かりませんが、もし漕げなければエルゴのあるジムを探してトレーニングに励みます)

 

一方、ボート以外では東南アジア市場に対する拠点をタイに置くベンチャー企業や世界中のフリーランスの方々が集まるCo-working spaceも訪れる予定です。普段は筆者と同じく大企業で働く方と接することが多いため、たまにベンチャー企業で働く方と話すと働き方や仕事の進め方の違いに驚かされることが多いです。今回、働く国まで違う人達と話して、自分の理想とする働き方に対して具体的なイメージを持てたらと思っています。そのまま今の会社を辞めてしまうかもしれません。。。。

 

今年もわずかですが、まだまだボートもその他も楽しみます。

 

 

「やりたいこと」へのハードル -ベンチャー企業の社長との話も踏まえ-

先日、とあるベンチャー企業の社長と一対一でお話させて頂く機会がありました。

そのベンチャー企業は「誰もがやりたいことをやれる世界に」といったことをテーマにクラウドファンディングのサービスを運営しており、社長は筆者と年次の近い方でとても刺激になりました。

 

最初はビジネスモデルについて興味が会ったのですが、だんだんと会社のミッションや創設の想いといったコアな部分に話が及びました。そこで印象的だったのは以下のような話です。

「やりたいことができないという人が挙げる理由は諸々ある。お金とか時間とか環境とか。そういったものを私は『言い訳』と呼んでいる。そんな『言い訳』のうち、少なくともお金に対する言い訳をなくしたい。『お金がないから○○できないよー』という人がいた場合、『じゃあ、あのサービス使えばいいじゃん!』と誰もがアクセスできるプラットフォームを実現したい」

筆者もこの理念にはとても共感し、素晴らしいサービスだと再認識しました。実際には、利用者側もいろいろと行動しないといけないのですが、そういったサービスがあることで最初の第一歩が踏み出しやすくなるのは良いことだと思います。(一方、「お金の問題は既存のサービスがあるからそこまで問題じゃないよね?じゃあ、あなたがやりたいことをしないのはなぜ?言い訳は何?本当はやりたいことではないんじゃないの?」と、少し厳しい指摘を招く可能性があるとも筆者は感じましたが、それは置いておいて)

 

まさに今、上にある文章を書いているカフェ(マクド)に日本代表選考合宿に参加している実業団の方々が来たため、いろいろ話をしました。その中で「会社の補助も無いのに大変だねー」的な話も出ました。確かに会社のが無い中でボートを漕ぐのは、試合の度に仕事を調整して有給休暇とらないといけないし、いろいろ大変な要素はあります。

苦労自慢をするわけではなく、ここで言いたいのは「多少はきついけど、それでもきちんとボートは漕げる」ということです。そして、「学生時代に熱中したボートを学生最後の試合からピタッとやめてしまうのではなく、自分のやりたいように漕ぎ続けてみれば、きっと面白いということ」です。筆者も卒業してから学生時代には漕いだことの無いいろんな方々とクルーを組み、優勝目指して頑張ってきました。特に去年のM2+は艇、オール、コックスボックス等が全て借り物で、職場も大学も異なる選手とクルーを組みました。全てが順風満帆ではなく、むしろ苦労が絶えませんでしたが、なんとか自分達なりに頑張りきることができました。

 

もしボートを続けたくても続けられないと考えてしまう人がいた時、ふとしたきっかけで「CRIMSON/GANGみたいなやり方なら続けられるんじゃないか」と考えてもらえるようなチームにしていきたいと思います。

戦況は芳しくない模様・・・・!

前々回の記事で記載していたレースの戦況を振り返ってみると、以下のようになりました。

 HCS大会(一橋の学内レース):翌日の大阪レガッタに備え欠場。

大阪レガッタ:優勝。久しぶりの勝利。草レースかと思ってましたが、過去には武田大作さんや現在のU23代表が優勝している由緒正しきレースでした。

Head of ARA:2位。過去には強運に恵まれ一橋の対校クルーを倒したこともありましたが、今回は仙台大学に次いで2位となりました。

 

尚、日本代表選考を兼ねた11/16の6,000mT,Tにも出場していました。しかし、国体や大阪レガッタで出し切った感があり、ボートは落ち着くも仕事が忙しくなってきたことから、完全体セル戦のスーパーサイヤ人2になる前の孫悟飯のメンタルでした。。。

「なぜ上司はボクがこんなに苦しんで死にそうなのに助けてくれないんだろう・・・」

 

 

 

 

すみません、冗談です。

今シーズン最後のレースは12/8(月)の1,500mT,Tです。正直、レースを楽しみたいのでタイムトライアル形式ではなく並べ形式でやりたいのですが、各地から様々な選手が戸田に集まり、にぎやかになりそうです。最後まで頑張ります。

 

 

 

欲望の赴くままに

国体期間中、いろんな大学生と話せました。ボート競技に取り組む中で、それぞれみんな何かしらやりたいことがあるようです。最近は「やりたいことが分からない」なんて悩みを持つ人がいるらしいので、幸せなことなんでしょう。「競技で結果を出す」ということは共通の目標として除外すれば、U23日本代表に挑戦したい、シングルスカルで自分の力を試したい、国体本選に出場したい、全日本に挑戦したい等々、いろんな「やりたいこと」があるようです。

でも、実際に「やりたいこと」ができない環境にいる人も少なくないようです。それは、監督の許可が出なかったり、部活の予算の制限があったり、トレーニングのスケジュール上難しかったり、いろいろあるようです。筆者はそういった環境にいるわけではないため偉そうなことはあまり言えないのですが、「環境のせいにして行動が伴っていないのでは?」と感じることが多かったです。

お金が無いのであれば稼げばいいですし、監督やチームの方針と会わないのであれば合理的に説得すればいいでしょう。周りの理解が得られるほど自分がきちんと行動できていれば、最終的にチームにとってプラスになると周りに理解してもらえていれば、きっと自分の「やりたいこと」はできるでしょう。理解を得るための行動が伴わないでやりたいことを通すのは、組織に属している限り難しいです。組織に属するメリットだけを享受してデメリットを受け入れないということは、なかなか理解が得られないものです。突き詰めて言えば、そういった行動が伴っていないということは、その「やりたいこと」はその程度なのでしょう。
「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためには、それと同等の代価が必要になる」
錬金術における等価交換の原則です。

「やりたいこと」があったら、まずは自分の考えを持って、自分の考えだけだと不安であれば周囲の頼れる人に相談して、行動の道筋を立て、行動して、見直して、改善して、次の行動につなげる。これを回転させまくれば、物事はきっと上手くいきます。よく言われるPDCA(Plan, Do, Check, Action)の考え方です。PDCAをきちんと実行できるかどうか。実行し続けられるかどうか。それが現状を変えるための重要なポイントなのでしょう。

「変われる強さ、変わらぬ想い」 -ダルビッシュ超えに向けて-

長崎国体が終わりました。結果は成年男子M2Xで3位となりました。たくさんの方々に応援頂きとても励みになりました。特に大阪ボート協会の方々には毎度ながらお世話になってます。また、5年間連れ添ったチームメイトにも感謝です。本当に有難うございました。

筆者は様々なクルーで漕ぐことはあるものの、基本的には個人を軸に行動しているため、今回の国体大阪選抜チームでは少年・成年・男子・女子を含め、様々な方々と行動を共にして、存分に楽しい想いができました。国体では他のチームの選手・監督・コーチが同じモニターで試合を見たり、表彰式で成年と少年が一堂に会して栄誉を称え合う雰囲気があったり、他の大会には無い独特の雰囲気があります。

そんな今シーズン最後のメインレースが終わったところで、戦績を振り返ってみます。

 

 

【戦績】

お花見レガッタM4+ 6位

早慶東商OBレースM8+ 1位

戸田レガッタM1X 4位

国体大阪府予選M2X 1位

東日本選手権M4+準決勝落ち

国体近畿ブロック予選M4+ 4位

三井物産三菱商事対社レガッタM4+ 1位

全日本選手権M4+ 敗者復活落ち

長崎国体M2X 3位

 

なんと今シーズンは3勝6敗。2軍落ちするピッチャーの成績です。しかも、勝ったのはOBレースと国体の予選と会社のレガッタのみです。一番長い期間クルーを組んだ全日本に至っては敗者復活落ちです。これは由々しき事態です。勿論、競技を続ける以上は勝ったり負けたりしますが、筆者のように実業団に所属せずボートを続ける会社員は特に負けることが許されません。なぜなら、「やっぱり普通の会社員でボートでまともに戦えないよなー」という何の面白みも無い全うな主張や意見を、自身の経験を以て証明してしまうからです。

これはまずいなーと思い、これから立浪ばりの帳尻合わせに行きたいと思います。以下の大会で優勝を狙いにいきます。

・HCS大会(一橋の学内レガッタ)(11/8)

・大阪レガッタ(11/9)

・Head of ARA(11/29)

これらの大会で全勝することができれば6勝6敗。ダルビッシュの1年目の成績が5勝5敗のため、それを上回る成績となります。実際に全ての試合に出られるかどうかは分かりませんが、日々変化を恐れずに強くなると共に、全日本もOBレースも変わらず出たレースには全部勝つつもりで臨みます。

 

注:今回の題名はPSの名作「テイルズ オブ エターニア」のキャッチコピーの引用です。

テイルズ オブ エターニア

テイルズ オブ エターニア

 

 

おちゃらけ全日本選手権総括②

第拾参話「藻、侵入」国体近畿ブロック予選①
→レース当日に大量の藻がコースに発生。もともとのレース時間は15時前だったのに、予想以上の藻だったらしく、19時前にレースを実施するとのこと。結局、19時になっても試合はできず、日没のためタイムアップ。翌週にレースやることに。徒労感は多かったものの、夕日が映る琵琶湖はとても綺麗でした。この時期は他のメンバーも国体予選でクルーでの練習が出来ず。

第拾四話「トーレ、テッペンの座」国体近畿ブロック予選②
→直近2年間はブロック予選1位だったものの、メンバーの大幅変更により全体4位。ブロック予選敗退。一位は東レ。筆者はM2Xで国体本戦に出場することに。チームの練習を無くしてまで参加したブロック予選だけに、「負けました」では格好がつかなかった。気持ち的に辛かった時期。

第拾伍話「負けと沈黙」全日本に向けて①
→「自分との戦い」というフレーズはよく聞くけど、どれだけの選手がその領域に達しているだろうか。
相手にも負けて、過去の自分の戦績にも負けて。今シーズンは惨敗が多いな。。。

第拾六話「敗北に至る病、そして」全日本に向けて②
→まだまだ終わっちゃいない。でも、今の艇速での勝利は見えてこない。そんな時、弱気になっては絶対にだめだ。弱気は自信喪失に繋がり、自信喪失は精神の活力を失わせる。今やっていることに自信が持てないなら、自信が持てるレベルで取り組むべきだ。そうすれば、自信が出てきて弱気が吹っ飛ぶ。

第拾七話「五人目の適格者」全日本に向けて③
→なんとなく戸田でご飯を食べていると、別大学の後輩と遭遇。「もしその気があるなら、全日本にM4+で出ないか」と勧誘。今のメンバーより強い漕手に加わってもらえるなら、相手に熱意があれば積極的に受け入れるべきだ。「今まで頑張ってきたんだから、今のメンバーでやろうよ!」とか言う人もたまにいるらしいが、「まずはチームの勝ちが大事」という基準があれば、結論は決まっている。結局、勧誘した後輩には断られたものの、かえって今のクルーで戦うしかないことを認識し直すことができた。

第拾八話「シートの選択を」全日本に向けて④
→今のクルーでやるしかないのであれば、今のクルーで最高のスピードが出るシート配置にすべき。いろいろ案は出てきたため、試しに整調と3番を入れ替えてみる。スピードの安定感は若干増したものの、トップスピードの落ちが激しいため、従来のシート配置で戦うことに。今年のNTTみたいに、やっぱ上手くいかないときはシートを替えるとというのも有効な手段。でも、替えるときは目的意識が大事。

第拾九話「漢の戦い」全日本①
→全日本が始まる。ハイレートでのぎこちなさが残るものの、満足いく水準ではないものの、何とかクルーの形にはできた。これを土台にしつつレースを踏み台にして、上に行くしかない。

第弐拾話「リガーのかたち、クラッチのかたち」全日本②
→艇の整備のために細かく見ていくと、リガーの形が歪んでいたり、クラッチが磨り減っていたり、改めて古い艇であることを認識した。艇の性能の差がレース結果に与える影響ってどれぐらいなんかな。定量化は難しいけど、面白そうなテーマだ。

第弐拾壱話「全日本パンフ、誕生」全日本③
→全日本のパンフで去年のCRIMSON/GANGクルーを発見。過去にはほとんど興味が無い、大事なのは今どう過ごすか。でも、自分の作ったチームとロースーが載ってるのは、ちょっと嬉しかった。

第弐拾弐話「せめて、漕手らしく」全日本予選
→全日本予選は2位で敗者復活行き。結果として負けるのは、その時点においては仕方なくて、それを受けて今後をどう過ごすかが大事だと思う。でも、予選の敗北は最初に先行されてそのまま行かれただけだった。先行クルーに対してっプレッシャーをかけるために、きついところでミドルスパートを入れたり、尋常じゃないドライブを出したりと、せめて攻めの姿勢をみんなで示したかった。

第弐拾参話「涙」
→敗者復活では、500mは果敢に攻めたものの、地力の差が出て3位でゴール。敗者復活敗退となった。ふがいない自分への怒りと悔しさは残るけど、涙は無かった。次の試合である国体に向けて、今までの反省を活かしつつ、また漕ぐだけだ。

第弐拾四話「最後のレース」
→敗者復活落ちはほとんど経験したが無かったため、金曜日の敗者復活が最後のレースだったことを受け入れるのに時間がかかった。
様々な知り合いやOB/OGの方から繰り返された以下の作業が不毛だった。
「試合の結果どうだった?」

「敗者復活で負けました」

「え、もう負けたの?(笑)まあ、来年また頑張りなよ(笑)」

第弐拾伍話「終わる試合」
→全日本が終わる。今年のボート界に旋風をもたらした大学の後輩達はM8+で3位。近年の中では良い成績だけど、正直彼らなら優勝もできると信じていたためになんともいえない結果であった。結果は残念だったものの、ここまで成長した後輩達の活躍を見ることが出来て、とても嬉しかった。

最終話「戸田の中心でリベンジを叫んだ動物」
→競技生活はいつまで続くか分からないし、もっと言えば人生もいつまで続くか分からないけど、続くまではボートも人生も楽しんでいきたい。

参考文献:
新世紀エヴァンゲリオン - Wikipedia

おちゃらけ全日本選手権総括①

一ヶ月経って、ようやく全日本までの総括をしてみます。筆者の主観を中心を書いてます。真面目なCRIMSON/GANG ver.2014の総括は年末にやろうと思います。

第壱話「シーズン、襲来」クルー結成時(3月)
→もはやボートから離れられない筆者にとって、「待ちに待ったシーズンがキター!!!」という想いが9割9分を占める中、「今年は新人の面倒も見ないといけないし、3年目社員ということでかなりのパフォーマンスを求められる。ボートを続けるには、それ相応の覚悟と熱意と頑張りが必要だ・・・」と、激しい生活の幕開けを意味するシーズンが「襲来」した。

第弐話「見知らぬ、天井」お花見レガッタ
→お花見レガッタは6位。ボートを離れて2年半かつ復帰後1ヶ月の選手もいる中、この時期に6位ということは全日本選手権の頃にはもっといけるはず。現状のパフォーマンスの悔しさを痛烈に感じると共に、油断ではない前向きな期待がクルーに漂っていた。

第参話「伸びない、艇速」お花見レガッタ終了後、戸田レガッタ(5月初旬)まで
→お花見レガッタはある種の高揚感を持って望めたが、普段のトレーニングではモチベーションを維持しながら質の高いトレーニングを積まないといけない。そんな中、漕ぎの違いにより艇速が伸びず苦しんだ日々。

第四話「夜、逃げ出した後」戸田レガッタ
→先輩からの引継ぎや新人の教育、異動後の新しい仕事等により、仕事面でも追い込まれていた中で戸田レガッタにM1Xで出場。結果は4位。仕事での疲れを言い訳にしてしまい、乗艇をやろうと決めていた日の夜、なんだかんだエルゴやランニングに代えてしまい、乗艇パフォーマンスは万全ではなかったことから、イマイチな結果に。

第伍話「艇、心のむこうに」戸田レガッタ終了後、国体大阪府予選(6月末)まで
→戸田レガッタでの敗北を受けて、再度モチベーションを上げ直してトレーニングに励む。しかし、大きさとリズムのズレが依然として解決されず。。。ボート競技は自分の消費したエネルギーの多寡ではなく、スタートからゴールまでボートが要したタイムを競うスポーツ。水のこころ、艇のこころ
を無視できない。

第六話「決戦、大阪府浜寺漕艇場」国体大阪府予選
→筆者の大事な所属チーム「大阪選抜」に加わるための大事なレース。無事に大阪選抜クルー入りを果たしたものの、成年M4+と少年M4X+の並べでは、負けてしまった。。。選抜クルーを支えてきたバウサイドの強力なメンバーが二人抜けてしまう今年の大阪選抜は、例年以上に厳しい戦いを強いられることを予感しつつも、久しぶりの大阪選抜は楽しかった。

第七話「COXの造りしもの」国体大阪付予選後から東日本選手権まで①
→COXの提案によるドリルのトレーニングが増えつつある。これはこれで新鮮な取り組みであるものの、UTトレーニングの間に挟むのはトレーニング効果が薄れることもあり、なるべくメニュー後に取り組む。少しの差が大きな結果の違いになって現れるのが世の常。

第八話「腰痛、来日」国体大阪付予選後から東日本選手権まで②
→少し腰痛を感じるようになってきた時期。でも、きちんとケアをしておけば、何の問題も無いため、
確りケアをしつつ、トレーニングに励む日々。この時、他のメンバーの調子を確かめて、状態の応じたアドバイスができていれば。。。

第九話「瞬間、リズム、重ねて」国体大阪付予選後から東日本選手権まで③
→瞬間だけじゃなく、常にリズムは共有すべき。でも、まずは要所要所から。

第拾話「シートダイバー」国体大阪付予選後から東日本選手権まで④
→シートを長く使って、脚の力を最大限使うこと。頭では分かっていても、必ずしも体現できるわけではなかった。結果、シートを入れようとしてラッシュしてしまったり、リズムを崩してしまう事態が発生。「艇を感じよう」。よく言われる言葉ですが、大切な言葉です。

第拾壱話「静止した艇の中で」東日本選手権
→東日本選手権は準決勝落ち。得意なスイープ種目で、準決勝落ちなんてほとんど体験したことが無かったため、静止した艇の中で呆然となる。

第拾弐話「練習の価値は」東日本選手権後から国体近畿ブロック予選まで
→東日本選手権の結果は、クルーの中でもかなりシビアに響いた。「このままの練習で大丈夫なのだろうか」という不安が渦巻く中、「まずは個人のパフォーマンスが大前提。半人前が徒党を組んでも優勝はできない」と個々の競技力向上の必要性を強く説き、自分自身もその発言に見合うパフォーマンスを出すべく、また、次に控える近畿ブロック予選のために漕ぎこむ。

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