CRIMSON/GANG's blog @SailGP

「既存の選択肢にとらわれない方法を示す」を理念に活動するRowing Teamです。CEO:Yuki Kasatani

CRIMSON/GANGの名前の由来

最近はいろいろな事を考える機会が多く、ふとCRIMSON/GANGの由来についても思い出しました。じっくり考えたチーム名なので、込めた気持ちを忘れないで漕ぎ続けます。

(面と向かって聞かれた時には答えていたつもりですが、あまり認識されていませんでした。。。)

 

 

「Critical Regret Is Missing Sole Opportunity Now」

いろいろあってほんの少しボートを離れていた筆者が、再度ボートを続けるためにチームを作った際に抱いていた気持ちを素直に表現したものです。

「決定的な後悔とは、今まさに目の前にある唯一の機会を逃すことだ」

 

「Guys Always Nourish Generation」

残りは、既存の選択肢以外のやり方を示すチームでありたいということで表現しました。

「常に'時代'を創っていく奴等」

 

 ちなみに、ほんの少しボートを離れていた時に、再開するきっかけのひとつとなった本です。(勿論、きっかけはこの本以外にもあるのですが。。。)

アツイ コトバ (中経の文庫)

アツイ コトバ (中経の文庫)

 

 「杉村太郎」さんは「絶対内定」シリーズでも有名ですね。最初はどこにでもある自己啓発本の一種かと思っていたのですが、著者の経歴に興味をそそられて、いろいろ調べてみました。

一生安泰とも言える財閥系商社を退職し歌手デビュー。その後、複数の企業を興し、ハーバード大学大学院にも入学しています。そんな杉村さんは2011年に47歳の若さで癌によりお亡くなりになってます。そんな風に生きて、死んだ人がいたということがとても印象的でした。

 

本書の中で一番有名なのは「死ぬ気でやれよ、死なないから」だと思いますが、筆者の中で印象に残った言葉は、以下のものでした。その通りだと思いました。

 

 

 

あなたの夢は何ですか?

最近改めて読んだ本の中で「夢」に関する記述が印象的だったのでいろいろ考えさせられました。

ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

ストーリーとしての競争戦略 (Hitotsubashi Business Review Books)

ストーリーとしての競争戦略 (Hitotsubashi Business Review Books)

 

 近年の競争戦略に関する書籍の中では圧倒的な人気を誇る一冊。勉強熱心な学生であれば既に読んだことがあって当然とも言うべき本である。とても内容の濃い本ではあるが、ざっくりとした内容は以下の通り。

『多くの企業で行なわれている競争戦略は、単なる数値目標の設定や個別の各要素でのベストプラクティクスの実行等、実行に至る具体的な施策が欠けていたり、各要素の結びつきが考慮されていないため、実効性が無かったり、そもそも面白いものではなかったりする。そこで、「思わず人に話したくなるようなストーリー」に基づいて戦略を立てることが重要である』

さて、この本の中で夢に関する記述が一部あります。大学教授である本書の著者は他の大学教授と一緒に社会に羽ばたく大学生向けに講演を実施しました。その中で若者は大いに夢を語ります。

「資格を取って専門能力を身につける」「ベンチャー企業を起業して成功したい」

「グローバルに活躍したい」

熱い夢ですね。いいですね。同じような夢を持っている人も多いのではないでしょうか。でも、この講演に参加していた他の大学教授から以下の指摘が入ったそうです。

「それは個人の『欲』です。『夢』という言葉を使わないでください」

 

多くの人の「夢」は、ここでいう『欲』に留まっていると思います。筆者も同様です。正直「世のため、人のため」という使命感で行動したことはほとんどありません(すみません)。でも、CRIMSON/GANGの活動に関しては「ボート界をおもしろくしたい」と「おもしろくなったボート界で自分が楽しみたい」という使命感と欲の間みたいなものはあります。勝手な想いではありますが、しこしこ頑張ります。

 

追記:Twitter始めました。日々の哀愁を他のメンバーと綴る予定です。使命感は無いです。冬場の練習がきついから、やってること誰かに見せて自分にプレッシャーかけたいです。

FINAL ATTACK

昨夜から今朝まで様々な想いが渦巻いて眠ることができませんでした。。。しかし、次に繋げるための悔しさや教訓は胸に留め、嫌な想いは綺麗さっぱり忘れてしまい、次に向けて再始動しました!勝って驕らず、負けて腐らず。次の勝利に向け、やるべきこととやりたいことを確りやり続けます。全日本選手権の総括は別途やりたいと思います。

来年の活動は未定ですが、ボートで上を目指すだけではなく、自分がワクワクするような遊び要素も取り入れて頑張りたいと思います。(でも、スポーツの本質は勝利に向けて努力することなので、そこは絶対に怠りません)

 

次の試合は10月の長崎国体。種目は久々のM2X。相方は大学1年生の時から国体チームを支えてきてくれたNice Guyでして。監督からはリベンジを命じられておりまして。今シーズン最後の試合を存分に楽しみます。

 

(明日の全日本も残念ながら観客の立場ですが、存分に楽しみます。いざ奮え!)

 

 

 

ちきちきクルー紹介

別ルートで多数御質問頂いている現クルーメンバーを紹介します。尚、筆者はストロークです。

 

バウ:F川氏(東京大OB)

奈良県の生んだ鬼才。一度会ったら忘れない程のインパクトを持つ漢。高校時代は陸上部に所属。独特のフォームから繰り出される漕ぎは他の追従を許さない。大学4年時には付きフォアで全日本3位になった実力の持ち主。

大学4年の全日本後からはコーチに従事していたものの、約2年半のブランクから今年3月にチームに合流。なまった身体鍛え直し、学生時代を遥かに凌駕するパフォーマンスを身につけた彼は、抜群のキャッチとドライブの安定感で艇を支えまくるクルーのキーパーソンだ!

 

2番:S名氏(法政大OB)

群馬県の生んだ鬼才。随所で男の興味を引いてしまう漢。高校時代からボート部に所属。現クルーの中で最も長い漕歴の持ち主であり、鍛え抜かれた鋭敏な感覚による艇との圧倒的なシンクロ率は他の追従を許さない。大学卒業後も地道なトレーニングを継続し、今年は遂に全世界のRowerが憧れる「Henley Royal Regatta」に出漕。昨年度は三菱BCにて現クルーの3番と共にM2-で全日本6位入賞した実力の持ち主。

昨年度の全日本後、2014年はクルーの拡大を考えていたため、CRIMSON/GANGに合流。今尚天井知らずの成長を続ける彼は、艇とクルーの動きを感じ取り、引き締め役としてクルーを鼓舞しまくるクルーのキーパーソンだ!

 

3番:H山氏(京都大OB)

熊本県の生んだ鬼才。マイペースな漢。高校時代は空手部で心身を鍛錬。何事にも動じない精神力は他の追従を許さない。2番と共に昨年度のM2-で全日本6位入賞。学生時代にはインカレM8+で2位に輝いた実力の持ち主。

クルー編成後、まさかの名古屋転勤。普通の選手であればクルーを諦めてしまうような逆境を乗り越え、毎週名古屋と戸田の往復を欠かさない。そんな彼は現在、肋骨の疲労骨折と腰痛という更なる逆境を乗り越えるべく格闘中。どんな逆境があろうと愛するボートのために前進し続ける彼は、ストロークとの抜群のコンビネーションで艇のリズムを刻みまくるクルーのキーパーソンだ!

 

COX:K夏氏(法政大OB)

大阪府の生んだ鬼才。人当たりの良い漢。高校時代もボート部に所属し、COXとして経験を積む。口八丁手八丁な彼はどんなクルーでも手中に収めることが可能であり、学生時代には様々な団体から構成される国体選抜クルーを見事に纏め上げチームに貢献。昨年度、CRIMSON/GANGのCOXとしてM2+で全日本優勝。

飴と鞭を用いてクルーを鍛え抜き、迷走しがちなクルーの方向性を正す役割を担う。様々なクルーを纏め上げた実績を持つ彼は、勝負所を見極め、勝利に導くコールを入れまくるクルーのキーパーソンだ!

 

様々なバックグランドを持つメンバーで完成度の高いクルーを作り上げるのは大変ですが、学生時代にはなかった醍醐味があります。まだまだ発展途上ですが、本番では確り良い漕ぎを出します。

そこに君の姿は無かった

写真の唄」の全日本選手権のポスターに載せて頂きました。とても励みになります。ありがとうございました。

 

今組んでいるクルーのメンバーから諸事情により要望があったため、今年は「CRIMSON/GANG」の名前ではなく「三菱BC」という名前にてM4+での出漕になります。筆者自身の理念にゆるぎはないのですが、なんだかんだ「パンチの効いた」名前のクルーがほとんどないため、来年は再び「CRIMSON/GANG」で活動しようかと思ってます。興味のある方は是非ともご連絡ください。

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配られたカードで勝負するしかない。

全日本予選まで残り10日もない。リズムが表現できない。加速感と長さが足りない。弾けるトップスピードが出ない。出したスピードを維持できない。無いものねだりをしても仕方が無い。やるしかない。

 

追い詰められているような冒頭の文章とは裏腹に、筆者はあまり負ける気がしていません。鈍感なだけかもしれませんが、レース前に弱気になることはほとんどないです。それは、相手との勝ち負けと同じくらい、自分の最大限の漕ぎや限界破壊ができた時の達成感を求めているからだと思います。レースはそれらが達成しやすくなるために観客や相手がいる舞台という考えです。

 

久しぶりの2000mレース。あの緊張感と高揚感が待っていると思うと、ワクワクが止まりません。

 

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