CRIMSON/GANG's blog @America's Cup

「既存の選択肢にとらわれない方法を示す」を理念に活動するRowing Teamです。CEO:Yuki Kasatani

年末年始のタイ遠征 by CRIMSON/GANG -2章- Amazing Thailand

06:00起床。多くの日本人男性が夜な夜なナイトライフを楽しむタイにおいて比較的早い時間に起床しました。ちなみに、宿泊したのはこんなとこです。

 

【入り口】(朝に撮影)タイはとてもオープンな素晴らしい国ですね。部屋に続く階段には扉はありません。

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【階段】靴が散らかってますが、何の問題もありません。

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【階段を上ったところ】タイ選手が簡単に掃除してくれました。筆者一行の前に、わんちゃんがくつろいでいました。

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【部屋】わんちゃんに続きキティーちゃんがいました。豹柄の毛布もありました。お察しの通り、おそらく女子部屋です。成年男子が泊まった痕跡を残さないように注意しないといけませんね。部屋の隅には蜘蛛や筆者の知識では分類できない虫がいました。雌のホモサピエンスもいますね。

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日本ではいろんな意味で宿泊できないであろう、素晴らしい部屋でした。

 

そんな部屋を後にし、艇庫に向かいます。ここはあくまでもRowing camp(合宿所)なのでRowing center(艇庫)までは距離があります。およそ4kmです。戸田育ちの筆者にとっては異次元の距離です。ちなみに、行きは毎回ウォーミングアップも兼ねて軽くジョギングしながら向かっているそうです。

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山の中なので道も舗装されていません。後輩とタイ選手と筆者の3人でRowing centerに向かいます。 道中、ボート談義に華を咲かせます。知っているボート選手の話になった時、タイ選手から「akiko」という名前を聴き、とっさに同期の女子マネージャーと勘違いする後輩が実に微笑ましかったです。「akiko」とは勿論、岩本亜希子さんです。ちなみに、「Daisaku Takeda」はタイ選手の中でもLegend扱いでした。

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そうこうしているうちに、Rowing centerに到着。雨は凌げても、風は凌げない造りになっています。艇はほとんどWin-Tech、オールはほとんどCrokerです。

「好きな艇を選んでいいよ」と言われ、「よーし、バックウイングのフィリッピかエンパは無いかなー^^」と探したものの、やはりありません。一番状態のよさそうなWin-Tech艇を借ります。尚、タイ選手によると普段からリギングはやらないようで、ワークハイトとストレッチャー周りを簡単に調整するだけだそうです。

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いざ、船台に向かいます。道が舗装されていないため、てこずりながら向かいます。

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ロンドン五輪の最終選考では結局日本のオールを握れなかった筆者ですが、まさかそれから3年後にタイ代表のオールを握るとは全く予想していませんでした。

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ボートに乗ると、ここがタイで、今が元旦であることなど、すっかり忘れてUTトレーニングに励みました。

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UTで10km程漕いだ後は、タイ選手・後輩の3人で400m程の並べを実施。JAPANの誇りをかけて漕ぎきった結果、1艇身弱でなんとか勝つことができました。これには、筆者も思わずほっこりです。

 

乗艇を終えて船台につけた時、タイ選手は湖の水を艇にぶっかけ、手で簡単に艇全体を撫で、拭くことなくそのまま艇庫のアームに艇を戻しました。戸田ではとても同じことはできません。

その後、朝の市場で軽食で買ってきた料理で朝御飯を済ませ、「山行かね?^^」と誘ってくれたタイ選手・その友達と一緒に山登りに向かいました。合計約1,300段の階段と聞きましたが、もはや階段とはいえないレベルの階段のようなものを懸命に登ります。

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危ない崖の部分には、人が立ち入らないようにビニールの紐がありました。日本だともう少しきちんとしたものが設置されているのでしょうが、ここはタイです。

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山頂では最高の景色に包まれながら、御供え物を用意し、仏様にお祈りします。物心ついた頃から筆者がお祈りすることは決まっています。

「良いことに関しても悪いことに関しても、神様仏様は手出し無用で御願いします。良い結果も悪い結果も、自分の行動がもたらした結果として受け止めていたいと考えています。宜しく御願いします」

 

さて、楽しい時間はあっという間に終わり、山を下った後は御昼を食べたり、有名なお寺に連れて行ってもらったりしましたが、ボートとは無関係なので割愛します。

 

この遠征中、タイのボート関係者に温かく接して頂き、本当に感謝しています。筆者が「元旦に日本でボート漕ぎたいから、一緒に漕がせてもらえませんか!?」っていきなり見知らぬ外国人から連絡もらったとしたら、正直ここまでのおもてなしはできなかったと思います(今なら喜んで受け入れると思います)。国際大会のような用意された場所が無くても、ボートを通じて国境を越えて人と出会い、ボートの話や並べを楽しめた。そんな年末年始の遠征でした。